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関西電 再生パソコンの普及事業に高い評価

 関西電力が、グループ会社のポンデテックを担務会社に展開する再生パソコンの普及事業が、行政や自治体から高い評価を受けている。

 経産省採択の「出向起業等創出支援事業」の助成を受けて、19年に創業したポンデテックは、企業などで使われていた中古パソコン(PC)を徹底的にクリーニングすると共に、SSDなどを新品に交換することで「ビジネス用高性能PCとして再生し、コストパフォーマンスと環境保全の両立を実現させる」(同社)取り組みを展開しており、当初は販売部門となる「PC next」が通販サイトを通じて販売を行っていた。

 しかし、製品の優秀性と環境性が評判を呼び、一昨年からは関西エリアに限定して、1日1会場のみの特別販売会を実施。その結果、これまでに開催した計28回の販売会で「通販も含めた累計販売台数は2万台を突破」(同社)する人気となっている。
 こうした反響に加えて、同社の再生パソコンは、SDGsの17目標の9「産業と技術革新の基盤をつくろう」、12の「つくる責任、つかう責任」に該当する取り組み―として大阪府茨木市の「ふるさと納税返礼品」に選ばれており、会社発足を後押しした経産省も、資源有効利用促進法に基づいて進める3R(リデュース、リユース、リサイクル)の一環となる―として高く評価している。なお同社は、29回目となる販売会を26日、兵庫県伊丹市の伊丹商工プラザで開催する。