中部電 南向水力が国の「登録有形文化財」に
中部電力の南向水力(2・67万㎾)が、近く国の登録有形文化財に認定される見通しだ。文化審議会が21日、同水力を同文化財とするよう文科省に答申。これを受けて同省は年度内を目処に、南向水力の登録を行う予定だ。
929(昭和4)年運開の同水力は、天竜川水系に設けられた最初期の水力で、中部電力の前身会社である名古屋電灯や大同電力の社長を務めて「電力王」と呼称された、実業家の福澤桃介氏(868~938年)が生涯で最後に手がけた水力―として知られる。昭和モダンを感じさせるアイボリーカラーの瀟洒な建屋本館のデザインが印象的で、同本館が登録有形文化財の対象となった。
敷地内に設けられた記念碑には、義父にあたる福澤諭吉の「水然而火(電気を起こし、産業を盛んにし、国を豊かにする)」の言葉が刻まれており、同水力が立地する長野県中川村は「地域の宝である水力であり、当村にとっても大変名誉なこと」と、歓迎している。
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