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沖縄電 女性活躍推進で新たな取り組み開始

 沖縄電力は、政府が進める「女性活躍・男女共同参画社会の実現」に向けて、新しい社会通念である「アンコンシャスバイアス」の理解と排除に向けた取り組みを開始した。「無意識の思い込み」を意味するアンコンシャスバイアスは「女性に理系の進路は向いていない」「仕事より育児を優先する男性は仕事へのやる気が低い」など、世間に流布する根拠の正確性に欠ける思い込み―を指し「男女共同参画社会の実現にとって障害となっている」(内閣府男女共同参画局)。そのため、パワーハラスメントやカスタマーハラスメントのように「排除すべきもの、として国民が広く認識することで、誰もが活躍できる環境が形成される」(同)として、同局の主導で啓発活動が進められている。
 沖縄電は、アンコンシャスバイアスの理解による、女性幹部の育成と地域大での女性の活躍―を目指して、おきなわフィナンシャルグループが昨年11月に創設したオープン研修「女性活躍推進カレッジ(愛称・フェミエール)」に女性幹部候補社員を派遣。計6回のテーマ別ミーティングを聴講して、女性の活躍を後押しする働き方について研鑽を深めると共に、先月23日に那覇市で行われた「経営者版フェミエール」には、本永浩之社長も参加。その際に、アンコンシャスバイアスについて「女性が考えていることと、仕事を与える人たちとの考え方の違いが自ずとあるので、その差を埋めていく必要がある」と、取り組みへの協力を表明し、今後もグループ大で先進的な活動を進める考えだ。