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ニュージェック 初代水循環企業に登録・選出

 ニュージェックは、内閣官房水循環政策本部が今年度に創設した「水循環企業登録・認証制度」の初代登録・認証企業に選出された。既報のように同制度は、水源地の環境保全などに積極的に取り組む優良企業を認定して、社会的に意義のあるそうした取り組みを支援・後押しするため、同本部が新設した環境プロジェクト。ニュージェックは、大阪府河内長野市の鳩原植林地で進める森林整備プロジェクト「ニュージェックの森づくり活動」の取り組みが高く評価され「水循環CHALENGE企業」に登録された。

 同制度は、企業名を公表しないCHALENGE企業(ニュージェックのほか9社)と、既報の東京電力リニューアブルパワーや日立製作所、前田建設、東芝Ⅾ&Sなど89社が登録を受けた「ACTIVE企業」とで構成される。なお、ニュージェックは、国のお墨付きを得た森づくり活動をさらに拡大・発展させるため、大阪府の環境支援スキーム「アドプトフォレスト制度」を活用する。同制度は、府内の森林で植林などの森林整備を希望する企業・団体と森林所有者をマッチングさせるもので、全国に先駆けて府が06年に制度化した。同制度を活用するためニュージェックはこのほど、府とニュージェックの森の所有者、同森が立地する河内長野市、活動支援団体と協定書を締結。対象地となる森林3.8㏊において今後、針葉樹林と広葉樹林の混交林を整備して「水源涵養機能の発揮につなげる」考えだ。
 同取り組みは、CSR(企業の社会的責任)活動や、ESG(環境・社会・企業統治)投資として、企業価値の向上にもつながる試みであり成果が期待される。府とのアドプトフォレスト制度の協定期間は、29年9月末までとなる。