東北電NW 障がい者支援の3R活動に高い評価
東北電力ネットワーク(NW)の盛岡電力センターは、今年度の電化製品修理奉仕活動をこのほど実施した。同取り組みは、東北電力の盛岡営業所が、地域協調(地域と共に進める活動)として976年から、障がい者の働く場づくりと3R活動を推進する社会奉仕団体「盛岡市民福祉バンク」と共同で行っている「市民に定着した、人気の慈善プロジェクト」(同バンク)。夏季と秋季の年2回、同バンクを通じて市民から寄せられた「十分使用できるものの、現在は使っていない不要中古家電」(同)を、東北電と東北電NWの社員が1台ずつ不具合がないか―を点検した上で、汚れを落とす清掃を行って、家電のリサイクル販売を行うと共に、売り上げで同バンクの活動を支援する―というもの。
今年度の第2回(秋~冬季)の取り組みとなる今回は、計78台の中古暖房器具を点検・清掃した上で、来月9、10の両日に、岩手県滝沢市で開催される即売会「土日ジャンボ市」で300~5000円の廉価で販売する。同バンクが975年に発足した頃は、障がい者の雇用や3Rという理念に理解を示す企業や団体は少なく「当組織が発足した翌年に、同理念に賛同してくれた上、その後50年近くにわたって取り組みを支えてくれた東北電グループには感謝している」(同バンク)といい、次回は来年7月に、扇風機や除湿器などの夏季家電の点検と清掃を両者共同で行う。なお、東北電NWは、同修理奉仕活動を新人社員の研修の場として機能させており、地域共生を体感する機会となっている。