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北海道電 泊原子力の北側至近地に新港整備

 北海道電力は、泊原子力(計207万㎾)で進める防災対策の一環として、同原子力で使用する核燃料などを運ぶ輸送船の発着港を、同原子力が立地する泊村内に新設する。原子力規制委員会の再稼働審査で現在、原子力構内の港に停泊中の輸送船が津波や台風に襲われた場合の安全性について論議されていることから、大規模自然災害にも対応可能な新港を整備することで、そうしたリスクに備えると共に、26年12月までを目標としている3号機(91・2万㎾)の早期再稼働につなげる。建設候補地は、国の「特定地域振興重要港湾」指定を受けている岩内港(岩内村)の反対側となる泊原子力の北側至近地で、完成時期は30年代前半となる見通しだ。事業費は約500億円を想定している。