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北海道電 森バイナリーがエンジ功労者賞に

 北海道電力が、昨年11月に運開した森バイナリー発電所(2000㎾)の事業スキームが高く評価され、全国のゼネコンやコンサルなどで組織するエンジニアリング協会(理事長=石倭行人・日鉄エンジニアリング社長)が選出する「エンジニアリング功労者賞」の今年度対象事業となった。同賞は「事業を通じてエンジニアリング産業の発展に著しく貢献したグループを表彰する」(同協会)、今年度で44回目となる年次顕彰。受賞の対象となった森バイナリーは、北海道電の森地熱(2.5万㎾)の還元熱水に含まれる未利用熱エネルギーをバイナリー方式により有効活用して発電しており、審査では周辺環境に配慮した事業運営と共に「持続可能な純国産再生可能エネルギーである地熱による電気を安定供給することで、カーボンニュートラルに貢献している」(選考委員会)として、共同事業者であるJFEエンジニアリング、東京センチュリーと共に「エンジニアリング功労者賞(グループ表彰・環境貢献)」を贈られた。
 表彰式は22日に、東京都港区の第一ホテル東京で行われ、3社の代表に石倭理事長から「世界各国が進めている脱炭素化社会の実現に向けた素晴らしい取り組みで、エンジニアリング産業や世の中の発展に大きく貢献するもの」とのエールを贈られた。なおエンジニアリング協会には電力から、東京電力ホールディングスとJパワーが参画している。