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IPA 登録セキスペ資格活用で中部電を紹介

 情報処理推進機構(IPA)は、中部電力DX推進室エキスパートセキュリティセンターの長谷川弘幸・所長を講師に迎えた「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)制度」説明会を、来月15日までオンデマンドで配信中だ。同制度は、サイバーセキュリティ(CS)対策に関する高度な知識と、スキルを証明する国家資格。登録後の定期的な講習受講や3年ごとの資格更新を行うことで、巧妙化するCSリスクに対応するための知識・スキルを常にアップデートする仕組みとなっている。今月4日から開始した同説明会では、同制度の概要、登録手続き方法の紹介をはじめ、長谷川所長など現役の登録セキスペが登壇し、企業の人材育成や実務における資格の活用方法やメリットを説明する。
 自身も同制度に登録する長谷川所長は、重要インフラにおける資格活用例として、中部電の取り組みに関し、同説明会の講義(約15分間)を通じて紹介する。同社は、セキュリティ以外の業務を担当する人材が、セキュリティ知識やスキルを学び、セキュリティ対策を実現できる能力を身につける「プラス・セキュリティ人材」の育成に着目。その下地を作るため、IT部門の社員に登録セキスペの取得を推奨すると共に、CSのプロフェッショナルとしての人材強化も図っており、資格取得・維持の費用を補助している。