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ニュージェック、西日本技開 流域治水に貢献

 ニュージェック、西日本技術開発の両社は今年度、国交省の「流域治水オフィシャルサポーター」として、流域全体での治水対策「流域治水」の普及・啓発に貢献する。流域治水の推進に取り組む企業などを認定する、同サポーター制度が昨年度創設され、このほど今年度サポーターの110企業・団体がサポーター登録を行った。このうちニュージェックは昨年度に引き続き、西日本技術開発は今年度初めて、同サポーターに認定された。サポーターは、SNS、広報誌、ポスターなどへの情報掲載や、流域治水に関する広報資料の配付・掲示、アナウンスをはじめ、イベントやセミナーなどを通じて流域治水を紹介する役割りを担う。さらに、貯留施設の設置など自らが流域治水につながる取り組みを実施するほか、流域の上流地域と下流地域の連携を推進する活動、自治体などとの防災協定の締結、避難所としての場所提供といった防災活動への積極参加―により、流域治水につながる幅広い取り組みを推進する。
 50年のビジョン「共に拡げ高め合い、“自然と”生きられる社会を世界に。」を掲げるニュージェックは、事業内容と極めて関係の深い防災について、その意識向上に向けた取り組みを推進。その一環として、関西圏を中心に小中学校などで実施する防災教育出前講座では、流域治水の考え方や重要性を説明する。加えて、これらの取り組みをホームページで紹介し、流域治水の周知を行っており、昨年度の実績を踏まえて、今年度も流域治水を後押しする。
 今年度から同サポーターとして参画する西日本技術開発は、流域治水の趣旨、活動をホームページに掲載するほか、社内外の勉強会などで流域治水の取り組みを紹介する考え。両社などサポーターの取り組みは今後、国交省のウェブサイトなどで紹介される。激甚化・頻発化する水害に対する新たな対策として、流域全体で治水に取り組むには、企業・団体などの多様な関係者の連携が益々重要となっており、同サポーターの登録も昨年度の62者から110者へと倍増するなど、企業・団体の関心も高まっている。