空衛学会 学会賞に東電EP、北陸電工選出
空気調和・衛生工学会は、今年度の学会賞など、各年次顕彰の対象企業を決定した。そのうち学会賞(技術賞)には、今年度から技術賞に新たに設けられた奨励賞に、東京電力エナジーパートナー(EP)が計画・設計・検証、同社子会社の虎ノ門エネルギーネットワークが運用と検証を担務した「虎ノ門ヒルズビジネスタワーにおける環境・設備計画と性能検証」、同じく同・建築設備部門で、北陸電気工事が電気設備工事を行った「清水建設北陸支店新社屋~未来へつなげる超環境型オフィス」が、それぞれ受賞した。
そのほか、地域エネルギーシステムの品質向上に加え「省エネルギー性能、環境保全性能の向上を目指したコミッショニングの分野における最も優秀な取り組み」(同学会)を称える「コミッショニング賞」に、東電EPが計画・設計・評価、虎ノ門エネルギーネットワークが企画と運営を手掛けた「虎ノ門・麻布台地区におけるAI技術を活用した次世代型電熱供給エネルギープラントの構築に向けたコミッショニング」、「特別賞・リニューアル賞」に、東京電力ホールディングスが計画・評価を行った「東京電力東尾久ビル本館におけるリニューアルZEB」を選出。さらに「振興賞・技術振興賞」に、ユアテックが施工した「清水建設東北支店の計画・設計・施工・検証~地域性を活かした未来志向のオフィスの実現」、関電工が施工した「明治アドエージェンシー本社ビル・ライフサイクルCO2削減に配慮した普及型TABSの構築と性能検証」、西日本技術開発が監理を行った「博多区新庁舎~大型庁舎における汎用設備によるZEB計画と運用実績」が、それぞれ選出された。各社の表彰式は、5月10日に東京都港区の明治記念館で行われる。
空衛学会は今期、業務執行理事を日本ファシリティ・ソリューション、西日本技開、東京ガスなどが務めている。