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環境省 北陸電Gの第三者所有太陽光事業紹介

 環境省は今月29日、自家消費型太陽光の導入に関するオンラインセミナーを開催し、同省が実施する補助事業を活用した事例として、北陸電力と北陸電力ビズ・エナジーソリューション(北電BEST)が連携して取り組む、太陽光設備の第三者所有モデル事業などを紹介する。自家消費型太陽光の導入に対しては、オンサイトPPAモデルなどを活用した、初期費用ゼロでの設置や蓄電池の導入により、経済的メリットがある状態「ストレージパリティ」の達成に向けた「太陽光設備などの価格低減促進事業」を推進。屋根や駐車場、営農地、ため池などを活用した取り組みへの支援事業も設けており、同セミナーではこれらの事業を説明すると共に、需要側・供給側それぞれの立場から導入事例を紹介し、積極的な導入検討、普及拡大につなげる。
 同セミナーの事例紹介では、オンサイト太陽光、ソーラーカーポートなど自家消費型太陽光の導入に関する4つの事業を取り上げ、各事業を手掛ける事業者・自治体が発表する。発表者として登壇する北電BESTは、オンサイト太陽光について、供給サイドから同社の取り組みを紹介する。同社は21年3月から、北陸電と連携して法人向けに、第三者所有モデルによる太陽光設置サービスを開始。需要家に対して北陸電が同モデルを提案し、北電BESTが最適な設備の設置、メンテナンスを含めた設備運用を提供しており、セミナーでは同取り組みについて詳述する。なお同社は、法人向けの同サービスに次いで、家庭を対象とした「Easyソーラー」と呼称するサービスも行っている。
 さらに今春からは、北陸電グループ初のオフサイトPPAによる電力供給を開始。北陸地域のセブン・イレブン約300店舗に、北電BESTが福井県に新設した太陽光(6220㎾)から全ての電力を供給。同事業は、環境省が昨年度実施した補助事業「オフサイトコーポレートPPAによる太陽光発電供給モデル創出事業」に採択された。