環境省 再エネメニュー契約の把握方法検討
環境省は、脱炭素型ライフスタイルへの転換を促すために実施する「脱炭素ライフスタイル推進事業」の継続的な高度化に向けた取り組みの一環として今年度、一般家庭における再生可能エネルギー電力の契約状況を把握するための調査方法を検討する。再エネ電力メニューの利用を促進することは、脱炭素ライフスタイルの変換に際して極めて重要―と判断。現在、小売り電気事業者による一般家庭との契約状況は公表されておらず、再エネメニューの状況を把握することは困難であることから同省は、消費者への調査を通じて、同状況を把握するための検討に乗り出すもの。
具体的には、現在小売り事業者が一般家庭向けに提供する再エネ電力メニューについて調査。全小売り事業者の中から、費用対効果や今後のデータのメンテナンスの観点も踏まえて、適切な調査対象の絞り込み方法、調査項目についても検討する。さらに同調査結果を踏まえて、同メニューの契約率に関するアンケート調査を、全国の400世帯程度を対象に実施。将来的には家庭部門のCO2排出実態統計調査の設問に、同メニューに関する設問を加えることも視野に、信頼性が高く、消費者が回答し易い方法を検証する。