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中国電、九州電 難病児と家族への支援を推進

 中国電力レッドレグリオンズと、九州電力キューデンヴォルテクスは「現在、全国で15万人を超える」(厚労省)という、難病児と家族を支援するためのクラウドファンディングに協力する。医学の進歩により、昔ならば助からなかった難病児の命が救われるようになった反面、人工呼吸器などを常時使用する必要がある医療的ケア児が近年増えており「当該児はもちろん、家族への支援が喫緊の課題となっている」(同)。そのため、ターミナルステージ(医学的知見に基づき回復の見込みがない状況・症状)、または同状態に移行する恐れのある3~18歳の難病児と家族を無料で旅行に招待し、小児医療の専門家の協力を得ながら「家族の思い出作りと家族同士の交流」をしてもらうことで、難病児と家族を支援する―というプロジェクトに賛同し、支援するもの。両電力は、同プロジェクトを立案・主催する公益社団法人ア・ドリームア・デイINTOKYO(東京都品川区)に協力し、自社チームに所属する選手のサイングッズを提供すると共に「様々な医療器具を日常的に使用する難病のお子さんにとって、電気の力は不可欠です。ラグビーの力も合わせて、子供たちに笑顔を贈ります」(中国電)、「人工呼吸器など医療機器を使用している子供たちにとって、私たち電力会社の役割は非常に重要です。ラグビーと電気の力で、子供たちの毎日・未来を『ずっと先まで、明るくしたい。』と願っています」(九州電)とのメッセージも寄せ、クラウドファンディングの実現に協力する。
 同プロジェクトの名称は「ラグビー選手が、難病児の夢を全力で応援 もっと優しい筋肉」で、クラウドファンディングの実施期間は今年11月20日まで。なお、同プロジェクトには、両チームのほか、三菱重工相模原ダイナボアーズや、早稲田大学ラグビー蹴球部など6チームも協力する。