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九州電 薩摩川内市に新しい市民向け施設を整備

 九州電力は、鹿児島県薩摩川内市と協力して、新しい市民向け施設の整備と運営を行う。市が、JR川内駅東口などで計画する官民共同の再開発プロジェクト「川内文化ホール跡地利活用事業」にパートナーとして参画するもので「九州電の豊富な知見を得て、市民に開かれたコミュニティスペースを設け、地域の活性化を促進する」(市企画政策部)のが狙い。計画では、市役所に隣接する966年竣工の市営文化ホールの機能を、市が現在、川内駅東口に建設中の新コンベンションセンター(名称・SSプラザせんだい)に移転すると共に、既設の文化ホール跡地(7733㎡)に、新たな市民向け施設と事業所ゾーンで構成する複合施設を設ける―というプロジェクト。土地は市が所有し、九州電が施設を整備・管理・運営し、市に賃借料(年間約2000万円を予定)を払うPFIのスキームを採る。
 新施設は2階建てを予定しており、1階に市民向けのコミュニティ&イベントスペース、2階に企業が入るオフィススペースを設ける。九州電は今後、市と協議を進めながら早期に事業計画を策定した上で、来年度中に既設の文化ホールを解体して着工、至近年内の完成を目指す。完成後の九州電による施設の管理・運営期間は「10年以上、29年以内となる」(同)という。なお、同施設に先行して現在建設中のSSプラザせんだいは、来年1月に完成する予定。