北陸電 小松支店の全従業員がふるさと検定受験
北陸電力の小松支店は今年度、初の取り組みとして、全従業員が「ふるさと検定」を受験した。同検定は「県内外から石川県に来県する、お客様に対する『おもてなしの心』の向上を目的」(県)に、県内各市と各商工会の主導で、各市の歴史や自然・産業・指定文化財・偉人―などに関する受検者の知識の有無を試験で問い、正解率に応じて、初級・中級・上級などの資格を付与する認定制度。小松支店は「地元を深く学ぶきっかけにする」(同支店)ために、昨年11~12月、小松、加賀両市がそれぞれ主催する「ふるさと検定」を、全従業員60人が「2つの検定の両方、もしくはどちらか一方を受験」(同)。その結果、いずれも合格率が8割を超える見事な成績を収めたもの。特に加賀市主催の「加賀検定」では、個人とは別に団体でも受験し、13チーム中、第1位の成績を収めるなどの成果を挙げた。
主催する市によると「各市とも近年、ふるさと検定の受験者が減っていることから、地域を代表する北陸電の参加は大変心強い」(市)と、北陸電の取り組みに感謝している。一方、北陸電も「受験が支店内のチームワークを高めるきっかけになった」などの副次効果が確認できたことから、来年度以降も同検定に継続的にチャレンジしていく考えだ。