東電HD、JERA JICAから2事業受託
東京電力ホールディングス(HD)とJERAは、東南アジアのミャンマー連邦共和国と、南太平洋のソロモン諸島で、それぞれ2つの異なった国際貢献事業に近く着手する。いずれもJICAから受託した海外プロジェクトで、このうち東電HDは、東電パワーグリッド(PG)、東電設計、日本工営と共同で、ミャンマー最大の都市であるヤンゴン市の周辺で現在、同国政府が整備中の基幹送電線と変電設備の新設・増強プロジェクト「全国基幹送変電設備整備事業(フェーズⅢ)」を、日本の有償資金協力事業として実施するための審査に必要となる事業準備調査を、今月31日から20年6月末まで行う。一方、JERAは、メラネシアに区分される島嶼国のソロモン諸島で、現在の主力電源となっている内燃力に替えて、同国政府が首都ホニアラ市に試験的に導入する再生可能エネルギー設備の事業化に向けたロードマップの策定と、同マップの着実な履行のための総合コンサル・アドバイス業務を、日本工営の協力を得て今月30日から20年8月末まで行う。両社の受託額は、今夏中に両社がJICAと契約を交わした際に決定する。
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