中部電 睡眠展で自社開発の家電リモコンが評判
中部電力は初の試みとして、横浜市のパシフィコ横浜で先月31日から今月2日まで開催された「快適睡眠づくりフェア」に電力から唯一出展し、自社開発の家電リモコン「ここリモ」を紹介して大きな評判を呼んだ。同展は、厚労省の直近の調査で明らかになった「日本人は世界の中で最も平均睡眠時間が短い」「5人に1人が睡眠に不満を抱えている」などの諸データを踏まえ、現代病と言われる睡眠障害の撲滅を目的に「快適な睡眠をサポートする各種アイテムを集めた日本で初めてのフェア」(主催のグリーンリビング)として、イベントプロモーション事業の同社(東京都台東区)が主催し、中部電など計28社がブースを設け、自社開発の快眠用サポート製品・サービスを紹介した。
このうち、中部電が出展した、ここリモは、外出先からの家電の遠隔操作に加え、寝苦しい夜などには、エアコンの温度を時間単位で設定しておくことで快適な室温を保つことのできる家電製品用コントロールデバイス。エアコンに限らず照明やテレビなど、赤外線リモコンが使える家電なら主要メーカー以外でも登録が可能な汎用性に加え、機能を組み合わせることで、例えば起床時間に合わせてテレビや照明を着けられるフレキシブルな性能が、若い層の支持を集めた。また、アプリ上でおおよその電気料金が分かるため、電気の有効利用と料金の節約につながる点も主婦層などに好評だった。中部電ブースの人気もあって会期中は、予想を超える8000人が来場したことから中部電は、来年度の出展も視野に現在、今回の成果を集約している。
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