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中電工など 瀬戸内Kirei太陽光が来月運開へ

 中電工が、GEエナジー・フィナンシャルサービス、東洋エンジニアリング、くにうみアセットマネジメントの3社と共同出資するSPC「瀬戸内Kirei未来創り合同会社」が、岡山県瀬戸内市の錦海塩田跡地に建設を進めている、瀬戸内Kirei太陽光(計23・5万㎾)の建設プロジェクトが順調に進み、当初計画より半年前倒しし、来月中に営業運転を開始することが明らかになった。既報のように同プロジェクトは、市所有の塩田跡地470㏊を同SPCが市から賃借し、発生電力を全量、中国電力に売電する総事業費1100億円の大規模プロジェクト。再生可能エネルギーの有効利用に加え、立地する市に支払う市有地貸借料のうちの60%を、塩田跡地の維持管理費用にあてると共に、残りの40%を「市内インフラの整備などに充当して、地域振興につなげるウイン・ウインの取り組み」(市)。

 計画の前倒しを踏まえて同SPCは、来月前半を目処に市と、貸借地に関する期間20年の貸し付け契約を結び直す考えだ。貸付料は1年あたり4億円で、これにより市には、これまでの賃料に加え、18年9月までに総額100・5億円が入ることになる。スケジュールのスピード・アップを歓迎する市は「同スキームによって得られる財源を市民生活の向上に活かしたい」(武久顕也・市長)と期待している。