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九州電 熊本空港の運営権獲得で三井不も協力へ

 九州電力は、既報のように九電工や、旅行大手のエイチ・アイ・エス(HIS)子会社の九州産業交通ホールディングスなどと協力して、国交省が20年4月からの民営化を予定する熊本空港の施設運営権獲得を目指した取り組みを進めているが、九州電などにとって未経験分野である空港運営事業のノウハウ獲得を目指して、地元企業で組織する企業連合に、大手デベロッパーの三井不動産を迎える方向で最終調整を進めている。九州電は「空港は地域の顔となる施設。地域経済の発展につながることであればぜひ参加したい」(瓜生道明・社長)との方針に基づき、熊本空港のコンセッション(運営事業者)となるためには、商業施設やテナントビルの開発に関して豊富な実績を持つ企業の協力が必要となる―と判断。三井不動産を新たなパートナーとして迎えることで、空港運営事業に関するスキルと知見を獲得し、これにより計画の確実な実現を目指すもの。