中部電 尾鷲三田火力に広域ごみ処理施設受入
中部電力は、地域貢献を目指した取り組みとして、三重県南西部の5自治体が共同で建設を計画する広域ごみ処理施設を、自社の尾鷲三田火力(原油・重油、計87・5万KW)の敷地内に受け入れることを決めた。「東紀州」と呼称される尾鷲・熊野2市と紀北・御浜・紀宝3町は「建設費や運営管理費の負担軽減を目的に、5自治体が連携して、ごみ処理施設を整備することで効率化を図る」(尾鷲市)ために、ごみ処理施設の広域化を12年度から検討。これに対して中部電は、地勢的・経済的に東紀州の中心に位置する尾鷲市に、自社の尾鷲三田火力が立地することから、ごみの搬入面での利便性などを踏まえ、地域共生活動の一環として、尾鷲三田火力敷地内での広域ごみ処理施設の受け入れ—を5市町に提案。これを受けて、5市町が検討を重ねた結果「同火力の敷地内を、広域ごみ処理施設の建設候補予定地とすることを決めた」(加藤千速・尾鷲市長)もの。
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