経産省 既存系統の活用拡大でN—1電制適用へ
経産省は、18年度からの適用開始に向けて、「日本版コネクト&マネージ」の具体的検討を加速する。既存系統を最大限に活用するための措置として、送電設備の①空き容量の算定、②緊急時用の枠、③出力制御前提の接続—の3領域を活用。空き容量の算定において、「全電源フル稼働」を想定していた従来の運用から、「火力はメリットオーダー、再生可能エネルギーは最大実績相当」といった実態に近い想定に見直す。また、これまで全体枠の半分程度を確保していた緊急時用の枠は、事故時に瞬時遮断する装置の設置により枠を開放。通常は想定していない出力制御前提の接続に関しては、混雑時の出力制御を前提とした新規接続を許容する方向で運用する考え。
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