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北陸電 ワンダー・ラボでサヨナラ特別企画

 北陸電力が、既報のように来月26日での営業終了を決めた北陸電力エネルギー科学館ワンダー・ラボ(富山市)で、四半世紀超の歴史を刻む同館のフィナーレを飾るメモリアルイベント「ワンダー・ラボ感謝DAYs」が、同12日までの各土・日曜日に開催される。「創造性豊かな科学する心を育む」を理念に996年に開館した、ワンダー・ラボの人気企画である実験教室で講師を務めた全国の研究者や大学教授、小中高校教諭、博物館・科学館学芸員など150人が再登場して「これまでの感謝の気持ちを込めて、次世代を担う子どもたちに科学の楽しさを伝える実験ショーや工作教室、科学本の読み聞かせを行う」(実験教室の講師と世話人を務める富山県立山町立雄山中学校の川村信嘉教諭)サヨナラ企画。開館以来の累計来館者は350万人を超えており、川村教諭も「参加した子どもたちの中に理科教員になった人もいて忘れられない思い出」(同)と閉館を惜しむ。そのため北陸電は、今後もワンダー・ラボの理念を引き継ぎながら、今の時代にマッチした「デジタル活用の『新しいカタチの活動』に移行して、次世代にさらに楽しく学んでもらうための活動を展開していく」考えだ。