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関電工 動画配信チャンネルのCMが大人気

 関電工が、自社のオフィシャル動画配信(YouTube)チャンネルで公開している企業CMが「これはまさにアートだ」「これまでに観た日本のCMの中で1番凄い」と、海外で話題になっている。同サイトは、関電工の取り組みや技術・サービス、会社概要を伝える動画のほか、元ラグビー日本代表主将を務めた廣瀬俊朗氏との「関電工つながり応援プロジェクト」の内容を紹介するものなど、多彩なコンテンツを配信しているが、中でも人気を集めているのが、同社の企業メッセージである「ひとりひとりが、未来を灯す。」を伝えるための企業CMと、各CMのロング・バージョンとなるWEBムービー。最も視聴回数の多い16年7月公開の「光を灯す~future with bright lights」篇(15秒)は現在、1263万回も視聴されているほか、最新作となる昨年4月公開の「想いをつなぐ」篇(15秒)も、既に824万回を超え、前作をも凌ぐ人気を集めている。
 関電工のオフィシャルチャンネルは「コメントをオフ」にしているため、視聴者の意見や感想は直接汲み取れないが、前記2つのCMはいずれも日本の文化や社会を伝える複数の動画配信ページで紹介されており、「日本の非常にクリエイティブなCMに驚愕した」「こういうCMの登場を待っていた」というCM自体への高い評価に加え「日本の送電網や電気インフラが、自分の住むドイツよりも素晴らしいことがCMから伝わった」「電気を通して人と人がつながっていることをCMを通じて実感した」など、関電工が各CMに込めた企業メッセージに感銘した視聴者も多いようだ。両CMは、インクで描いた線が通電する特性を持つ電子回路ペンや「スマートエックス」という特殊導電糸を用いて、白い紙やフェルトで造った街に、描いた線・糸を通じて次々と明かりが灯ることで、関電工の企業メッセージを分かりやすく伝えると共に、様々な活動を通して人や未来をつないでいく―とする同社の企業理念を、導電糸によるテクノロジーと、伝統的な糸によるアートという相反する分野を融合させた独自の世界観で表現しており、そうした点に多くの視聴者が共感・共鳴しているようだ。