九州電 国交省の地域づくり表彰で大臣賞に
九州電力が、グループ経営ビジョンに掲げる「地域の皆さまと協働して地域の活性化に貢献する」を具現するプロジェクトとして、既報のように今年2月に長崎県東彼杵町に設けた交流拠点「uminoわ」で、これまで行った取り組みが高く評価され、国交省の今年度「地域づくり表彰」の国交大臣賞に選出された。同賞は「創意工夫を活かした地域づくりによって、地域の整備・育成に顕著な功績があった優良団体を表彰する」(同省国土政策局地方振興課)、984年創設の年次顕彰。九州電は、地域の特性にマッチした持続可能なビジネスモデルを構築し、地域と協力して諸課題の解決を図る「Qでん にぎわい創業プロジェクト」の一環として、東彼杵ひとこともの公社と協力し、同町内に設けた交流拠点で、地元産の「そのぎ茶」を提供する喫茶店、コインランドリー、洋服の補修再生―の3店舗を展開。これにより、地域の活性化と観光客の誘致に成功した。
さらに施設内で、地元の捕鯨文化を後世に伝えるための商品開発に積極的に取り組んだことなども評価され、最高賞となる国交大臣賞に選出されたもの。なお、九州電への表彰は「乾燥した時季を迎えたため、コロナ禍の拡大に備えて、九州電と日程を調整した上で開催する」(同)という。