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中部電 清内路水力の運開時期を1年半延期

 中部電力が、長野県飯田市、阿智村に建設を進めている清内路水力(5600㎾)の運開時期が、当初計画の今年6月から「23年12月以降」に延期されることになった。既報のように、中部電にとって996年運開の平谷水力(8100㎾)以来、26年ぶりの流れ込み式新規水力となる清内路水力は、18年5月の着工以降、順調に工事を進めてきたが、昨年8月の大規模降雨の影響(阿智村で454㎜の総雨量を記録)で、県道・飯田南木曾線が被災し、飯田市内の3地点で現在、通行不能となっている。そのため、同水力の堰堤工事に向けた資材や土砂を運ぶ大型車両の通行ができなくなったことから、工期の変更と完工時期の延長を決めたもの。中部電は被災した県道が復旧次第、工事車両の運行を再開する考えだが、運開時期は1年半程度遅れる見通しだ。なお、被災県道の工事を進めている県は「復旧は今年9月頃を予定している」(建設部道路管理課)という。