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NUMO 神恵内村民で構成する対話の場設置へ

 NUMOは、高レベル放射性廃棄物の最終処分地選定に向けた取り組みの一環として、北海道神恵内村の住民に対して対話活動への協力を求めた。同村では昨年11月から、同活動として文献調査を開始しており、全国規模の文献・データに加えて、同村の地質に関する文献・データから地下の状況を調査・分析することで、地層処分事業に関する議論に役立てていく考え。さらに同活動の充実を図るため、村民で構成する「対話の場」を村と共同で設置する方針を固め、このほど取り組みに参加する委員の募集を実施した。
 NUMOは同取り組みにおいて、事業の賛否に片寄らない中庸な話し合いの場となるよう徹底した上で、地層処分事業の仕組みや安全確保の考え方をはじめ、文献調査の進捗状況、地域の将来ビジョンにつながる活動についても意見交換を行う予定。毎月1回程度の開催を予定しており、村議会議員以外で、同村に居住する15歳以上の村民を対象に委員を募集する。募集人数は5人(任期1年)を予定しており、地域代表者、商工会などを加えた計20人程度での対話を想定。近く委員を決定し、今年度中にも初会合を開催する。なお、対話活動の拠点となる現地事務所についても、村内に設置予定地を確保しており近く開所する。