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九州電 コロナ後の九州経済振興目指す取組開始

 九州電力は、新型コロナウイルスの感染拡大により、大きく様変わりする社会・経済環境を見据え、今後迎える「新しい生活様式」の中で、九州電グループや他企業が有する様々なアイデアとソリューションを用いて、福岡県を中心とした九州圏の「With コロナ時代の発展」を目指すオール九州での経済振興活動「エール!FUKUOKA」で、中心的役割を果たす。同取り組みは、九州電の安部進一郎・執行役員福岡支社長と、九電工の古川英博・常務執行役員が幹事を務める、産学官共同のシンク&ドゥタンク「福岡地域戦略推進協議会」が立案・創設した地域経済拡大のためのプロジェクトで、九州電は、九電グループ、九電工、QTnetと共にプロジェクトに参画して、九州経済連合会(副会長=瓜生道明・九州電会長、大嶺滿・沖縄電力会長)や、福岡県・市、九州大学、東芝、日立製作所、鹿島、西部ガスなど、計213団体・組織と協力して「Afterコロナの世界が真に豊かとなるように、新しい価値を創造する」(同協議会)ための取り組みを開始する。
 同取り組みの一環として九州電は、既報のように福岡花市場と協働で、イベントの中止や縮小によって需要が大きく落ち込んだ地場産業の花卉農家を救済するために、切り花を社員が購入すると共に販売に協力して、花卉の大量廃棄を防ぐ慈善活動を今月一杯展開するほか、備蓄するN95マスク計14万枚の九州各県への寄贈、さらに毎週金曜日に社員が医療や介護関係者に向けて拍手と感謝の気持ちを贈る「Friday Ovation」の様子を、自社のフェイスブックで伝える支援広報などを展開している。こうしたグループ独自の取り組みに加えて今後は、会員企業とも協力して、〇今後の新しい社会経済の在り方を見据えた新たなソリューションを生み出すためのオープンイノベーションの推進、〇会員企業の課支社や施設スペースを提供した弁当・商品販売などによる地域経済の活性化、〇コロナ禍に伴い内定取り消しとなった学生をサポートするための受け入れやマッチングの支援―なども行っていく考えで、九州電はグループ大で、グループメッセージに掲げる「ずっと先まで、明るくしたい。」の実現に注力する。
 なお九州電は、コロナ禍に伴う地域経済停滞の回復と、1か月半に及んだ外出自粛を経験した契約者(家庭向け料金プラン加入者)へのエールとして、九州7県から厳選した特産品を、1050人に抽選で贈る「九州応援Qピコキャンペーン」も今月末まで行って、経済復興を側面支援する。