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広域機関 一般も対象に容量市場の広報を拡充

 電力広域的運営推進機関は、来年度からの容量市場開設にあたって、事業者に加えて広く一般に向けた広報を新たに開始する。同市場は、全ての小売り・発電・一般送配電事業者や、その他の電気供給事業者が関係する制度であることから、事業者に限らず、一般からの関心も非常に高まることが見込まれており、市場を管理する同機関は、一般に向けた分かり易い広報と、事業者に対する市場参加へのサポートを目的に、特設ページ形式のウェブサイトを制作し、同機関のホームページからリンクさせて提供する考え。

 同サイトでは、各対象者に則した内容に分類して情報を発信。経営層、マスコミ、実務者以外の一般人などを対象とする一般向けページには、市場導入の背景・目的や、広域機関のほか発電・小売り両事業者の同市場における役割り、同制度導入による影響といった制度概要の説明、オークション情報、よくある質問などを掲載する。一方で、発電側の実務者向けには、既存のホームページに掲載している膨大な情報のうち、手続きにおける重要事項や注意事項などを発信。小売り事業者に対しては、制度や事業者としての役割に対する理解醸成に向けた情報を提供する。また、両事業者には、6月24日とする需要曲線の公表日や、7月1~7日を予定する応札受付期間、8月31日の取引結果公表日などの日程を示して、事業の円滑な実施につなげる。