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関西電 住宅用太陽光の第三者保有サービス開始へ

 関西電力(49%)と京セラ(51%)が出資する京セラ関電エナジーは今秋にも、住宅用太陽光の「第三者保有モデル」サービスを新たに開始する。「ちゃんとGood!サービス」と名付けた同サービスは、初期費用無しで京セラ製太陽光システムを住宅の屋根に設置し、発電した電力と系統電力を需要家へ供給すると共に、原則10年の契約満了後は、同システムを需要家へ無償譲渡する仕組み。発電した電力についてはサービス料金を設定し、系統電力については基本料金と従量料金の支払いを求める。当初は、関東と中部エリアを対象に提供し、両エリアの導入状況を見ながら、他エリアへの進出を検討する考え。同社は7月30日から、同サービスの受け付けを開始しており、電力の安定供給を使命としてきた関西電は、44年にわたってソーラーエネルギーを研究し続けてきた京セラとタッグを組み、信頼と安心に基づいた新たなサービスの提供を推進するもの。
 関西電は同取り組みについて、太陽光発電協会が今秋11月6、7両日に東京都品川区の大崎ブライトコアホールで開催する、太陽光発電シンポジウムにおいて紹介。蓄電池、エコキュートとの組み合わせや、バーチャル・パワー・プラントでの活用なども見込んでいる住宅用太陽光の第三者保有モデルに関して、同社営業本部新領域事業化推進プロジェクトチームの里美謙一・部長が、主力電源化に向けて「これからの住宅用太陽光発電はどうなるのか」をテーマとするセッションに登壇し、プレゼンテーションを行う。