ユアテック 国交省が「優良モデル企業」に選出
ユアテックが、既報のように国交省官房官庁営繕部から受注して17年度に施工・完工した「中央合同庁舎第5号館改修電気設備工事」を優良モデル事業に、同工事の関係者の優れた技術と工事品質を称えることで、電設工事技術の向上と技能の継承、さらに担い手の確保につなげる―という取り組みがこのほどスタートした。既報のように同取り組みは、優良事業の施工内容と共に「担務会社と担当者全員の名前をそれぞれ周知することで、電設工事を含む建設業の魅力を一般に幅広くアピールする」(同省)ことを狙ったもの。ユアテックは、同工事の施工によって国交省の「18年度優良工事等表彰」を受賞。同じく同賞を受賞した日本電設工業(国立国会図書館東京本館改修電設工事が対象)、高砂熱学工業(同・経済産業省総合庁舎別館改修機械設備その他工事)と共に銘板付与対象企業となった。
同銘板には、主任技術者と職長以上の全氏名が記載され、そのほか工事情報がA3判サイズで紹介される。設置に際しては、受賞企業が希望し、管理官署がそれを了承することが前提となるが、設置場所は受賞企業が自由に選定できる(費用は企業側の負担)。そのため受賞3社は現在、設置場所の選定を行っている。また、これと併せて国交省は12日、官庁営繕部のホームページに、受賞対象工事を担務したユアテックの全社員44人のそれぞれの担当工種と役職、氏名を紹介するインターネット広報を開始。技能者の功績を顕彰すると共に「全国に広く発信して。建設・電設工事業のやりがいと魅力の発信につなげる」(同)という。