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エネ庁 新電力の低圧メニューで定額料金制散見

 経産省エネ庁は、新電力が提供する低圧電灯向け料金メニューの新たな動向として、定額料金制の料金メニューが出てきていることを挙げた。全国における新電力の料金メニューを整理した結果、16年6月に計167件だったメニュー(みなし小売りの自由料金メニュー、電力用メニューは除く)は、17年11月時点で計585件に増加。このうち、これまでは無かった燃料費調整を行わないメニューも11件あったことが判明した。さらに、料金メニューの類型別では、基本料金と従量料金で構成される二部料金制メニューが、80%(16年6月83%)と大半を占め、最低料金制13%(同14%)、完全従量料金制3%(同3%)と続いた。これらの割合は、16年度と同程度である一方で、16年6月には見られなかった定額料金制のメニューが、1%と僅かだがあった。その他、新電力による料金メニューの動向としてエネ庁は、ガス・通信などとのセット販売が4割弱を占めていることを指摘。また、契約期間中に解約した場合に、違約金を支払うことになっているメニューが、全体の約3割を占め、そのうちの約7割は、契約期間が1年、残りの3割は同期間が2年または3年であることが分かった。